企業におけるマーケティングは単なる顧客へのアプローチ手法以上のものです。企業の成長を支え、組織の隅々まで浸透する戦略的な動力としての役割を担います。昨今のAIに代表されるテクノロジーの進化等によって日々変動する経営環境の中にあっても、企業によっては、マーケティングを単なる商品販売の手法として捉えたままで、顧客ニーズの把握や価値提供からビジネス・企業全体の変革にまで活用できていないケースも数多く存在するのではないでしょうか。本セッションでは、パナソニック コネクト株式会社 取締役 執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデントCMOとして、国内外の広報&マーケティング、デザイン機能を強化しつつ、ビジネス改革・カルチャー改革など企業変革をリードする山口 有希子氏、株式会社ユーザベースの執行役員 半澤 瑞生氏(スピーダ事業 マーケティング担当)にご登壇いただきます。なお、半澤氏にはセッションの進行役を担当していただきます。山口氏はどのようにしてパナソニックのマーケティング部門を強化し、経営全体にインパクトを与えてきたのか。また、持続的な成長を実現するために、いま企業のマーケティング機能はどうアップデートするべきなのか。お二人の対話から、企業を次のステージへ導くための「顧客価値」を起点としたマーケティングのあり方と「企業変革」についてお話いただきます。